孔明マーリン考 ~猿の哲学すなわち猿知恵
2017年11月16日 ゲーム「Fate/Grand Orderにおけるキングオブ厨パとは何だろう?」
そう問えば、みんな一様に口を揃えて、とあるキャスターコンビ両名を諳んじるでしょう。「孔明&マーリン」! 髑髏島のキングコングじみた暴力的パーティ! このゲームにおいて屈指の忌むべき「金に飽かせた廃課金」パーティですね。サポートサーヴァントの頂点に立つ2騎を同時起用する性質上、3騎目に採用したサーヴァントを文字通り完全無欠の英雄に仕立て上げるパーティとなります…お気に入りのサーヴァントの位階を一つ上のランクに上げるようでロマンがある!ような気がしないでもない。ですが反面、
「孔明&マーリンで挟んだらどんなサーヴァントでも強いでしょ? というか、それ孔明&マーリンが強いだけじゃね?」と評され臍を噛むような悔しい思いをしたプレイヤーも多いでしょうね(まあ、ぶっちゃけその通りなんですけど)。孔明&マーリンの欠点、それはあんまりにも3騎目を選ばない万能かつ無節操っぷりでアタッカーよりもその名を関するサポートシステムそのものが強いのだと評価される事、なのかもしれません。
とまあ、ここまでは前置きであります。
考察なんてお題目を掲げるくらいですし、もうちょっと立ち入った話をするつもりです。「孔明&マーリンは誰と組ませても強い!」というのはまあ、かなり事実ですけど、それで終わらせるとなんか悔しいじゃないですか。なので、誰と組ませても強いけれど、特に誰と組ませたら強いか面白いか、僕の経験・偏見・依怙贔屓を基にしてぺらぺら喋ろう(僕の中で纏めるついでに)、というのが今回の日記の趣旨となります。
孔明&マーリンの相棒候補その①
『高火力バスター偏重クリティカルアタッカー』
この枠に当てはまるメジャーなサーヴァントは、ギルガメッシュ(弓)、オジマンディアス、源頼光(狂)、ジャンヌオルタなどですね。オジマンディアスは後述のタイプも兼ねるので特に相性がいいという持論があります。この面子は兎に角バスターで何度も殴る機会があるサーヴァントなので英雄作成するタイミングが多いですし、英雄作成で残留したバスター性能アップが噛み合って常に高打点を叩き出し続けます。このタイプを3騎目に選んだ孔明&マーリンの動きは明快で「バフった、殴った、死んだ」終わり。スピードが魅力の組み合わせで、この中でもギルガメッシュと源頼光はバスター全体宝具で火力を雑魚にばら撒く事ができるためにずば抜けて早く戦闘を終わらせる事ができます。さらにこの両名ではギルガメッシュにはNP30%チャージスキルであるバビロンの蔵があり、孔明&マーリンのNP配布スキルをギルガメッシュにオールインすると「1ターン目にNP0から全体宝具に繋げる」という芸当が可能になりますね…NP介護礼装を不採用にして黒の聖杯などの火力増し礼装をあえて採用できる余裕ができるので、ギルガメッシュに限らずNP30%チャージスキル持ちの全体宝具使いは(バスター宝具ならなおよし)注目に値すると思います。
相棒候補その②
『宝具封印またはチャージ減少の追加効果がある宝具持ち(宝具アタッカーでかつ宝具の色がバスターだと好ましい)』
個人的に、このタイプはあまり思いつきませんね。先述したオジマンディアスがこのタイプを兼任しています。宝具封印成功率に若干不安が残るものの、宝具封印を全体宝具でばら撒けるアルトリアオルタ(槍)もかなり候補になるのではないかな、と。
宝具封印ないしチャージ減少が宝具の追加効果なのがミソです(スキルなら孔明&マーリンのどちらかを玉藻の前に変えた方がいい仕事をこなせると思います、まったくなしとは思いませんが…)。孔明&マーリンは過剰なNP及びアーツ供給により宝具をガンガン回す事が可能なパーティなので、チャージ妨害効果は宝具についている方が連打しやすいです。
なお、何故チャージ妨害に気を配るのかというと、孔明&マーリンの2騎がそもそも宝具の妨害に長けているためです。孔明の宝具でチャージ減少、マーリンのスキルで全体無敵…孔明の他にチャージ妨害を得意とするサーヴァントがもう1騎あれば、孔明と合わせて「一度切ったマーリンの無敵スキルが復帰するまでの時間稼ぎがかなり現実的になる」訳です。
その①が「やられる前にやる」パーティならば、このタイプは「何もさせずに倒す」(宝具を絶対に撃たせない、撃たれてもかならず無敵を間に合わせる)パーティとなります。
相棒候補その③
『宝具の追加効果で攻撃に関するバフをかけられるアタッカー』ないし『宝具は攻撃に関するバフのみであるもののクリティカルアタッカーとしての適正を持つサーヴァント』
ぶっちゃけ、これを紹介したいがためにこの日記書いたくらい気に入っているタイプです。先述の通り孔明&マーリンはガンガン宝具を回せるパーティなので、宝具で攻撃系バフを「積める」サーヴァントは組ませると面白い動きをします。僕が試していたのは不夜城のアサシンと宝蔵院胤瞬…どちらも宝具の自己強化バフが強力なサーヴァントです(宝具で最低クリティカル威力50%アップ…これはジャンヌオルタの自己改造スキルに匹敵するバフになります)。孔明&マーリン(時にはNP獲得量アップ礼装などのNP介護礼装も動員して)によってこの類の宝具を大回転させる事により、数ターンにしてダメージ検定じみた量のバフを積み上げてエネミーを殴殺してしまおう、という趣旨のパーティです。兎に角、無限ループのように短い間隔で宝具を回し続けなければいけないパーティなので、孔明&マーリンの他にも強力な礼装を充実させなければ実現が難しいという欠点があります。まあ、アタッカー自体はそれこそ恒常かフレポで出てくる胤瞬でも適当に添えればいいので…。
このタイプに該当するメジャーなサーヴァントは今のところ不夜城のアサシンと鈴鹿御前…くらいですかね…。胤瞬はメジャーと言えばメジャーなんですけど、少々ネタ臭さが否めない上に、僕も試験段階なので断言ができない。…「不夜城のアサシンは兎も角、胤瞬はバスター少なすぎない? 英雄作成腐らない?」と思うでしょうけれど、胤瞬は宝具でバフを積みまくった後のバスター1発が実質的な火力宝具の代わりなので、ここに英雄作成でさらにダメージを上乗せできるのは悪くなかったです…。回りはじめたら気持ち悪い動きをする胤瞬、ある程度安定した動きをする不夜城のアサシン、というイメージ。なお不夜城のアサシンも不夜城のアサシンで彼女の肝である味方へのクイックバフスキルが腐りますが、自身にはどうせ攻撃バフしかかからないと割り切って「ただのカリスマ」として運用します。
…このタイプは何というか面白枠という感じで、前者二つのタイプよりもだいぶ大道芸じみたコンセプトですね。ぶっちゃけ、「模範的な孔明&マーリンに飽きたら新鮮だよ!」という口直し枠…の領域をまだ脱していません。要研究、という現状であります。
とまあ、このように孔明&マーリンと一口に言いますが色々コンセプトが別れるので、孔明マーリン持ちのプレイヤーの皆さんはどうか厨パ野郎の誹りを物ともせず、自分に合致する自分だけの孔明&マーリンを探究すればよろしいかと。ではこのへんで!
あとがき:Wマーリンわからぬ。
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